あなたは、アメリカンゴッドタレントをご存じですか?日本では放送されないので、あまり知られていない番組だと思いますが、ニュージーランドでは人気のある番組です。もしも知っているという方は、2013年に蛯名健一さんという日本人ダンサーが優勝した時に見たことがあるのかもしれません。アメリカの人気オーディション番組で日本人が優勝というのはすごい快挙ですからね。
今朝、子供がYoutubeで今年のアメリカンゴッドタレントを見ておりました。一緒にそばで見ていた時に、すっかりのめりこんでしまったパフォーマンスがありました。なぜ、そこまで彼のダンスに心打たれたのだろうと思考してみると、僕は、情熱とかユニークであるということにどうも反応してしまったようです。
Merrick Hannaという12歳の少年が、ロボットのダンスでファイナルまですすむことになっているのですが、ダンスの技術は、12歳としてはなかなか上手なのですが、決してとってもずば抜けて大人以上にがすっごーい!というようなものではないのです。しかし、ダンスの技術というよりも、彼が上へと勝ち進んでいるのは、彼のユニークさにあったのです。
記事の最後に、彼のパフォーマンスが見れるYoutubeクリップを掲載しますが、その中で、彼の幼い頃の話しをしているシーンがありました。
彼は3歳まで話のしない子で、人と目を合わせることもしなかったそうです。そして、友達もあまりいなかったとのこと。彼のお母さんは、公園にいっても息子が友達いない状況に心を痛めていたそうです。
しかし、ロボットのおもちゃをもらってから彼に大きな変化があったそうです。それは、ロボットとお話したり、ロボット同士が会話したりと、ロボットを使った遊びで、段々と人とも話すようになったそうです。それからずっと彼はロボットが大好きでロボットのような動きをしたり、話し方をしたり、すべてがロボットだったそうです。
彼が趣味にしているダンスもテーマはやはりロボット。ロボット一色で、それが大好きであるということが彼のユニークさになっているのです。
そして何よりも、彼がロボットのように踊っている時のまなざしがなんとも情熱的で、そのやりたいことに熱を出して楽しんでやっている彼のエネルギーが画面を飛び越えて心打たれるのです。
ユニークであることはしばしば否定的にみられてしまうこともありますが、それが実は自分の強みになったりして、人を喜ばせることができること。そして自分が情熱をもってそのユニークさを表現し、見ている人も熱くなれること。僕自身もそういう人間でありたいと、僕自身にとって大切なことを教えてもらいました。
以下、Youtubeのクリップです。是非ご覧ください。
(写真提供元:Photo by Laura Ockel on Unsplash)
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