ストレスって大なり小なり誰もが経験するものではないでしょうか?
特に現代においてスピードが要される社会には欠かせないといってもよいほど
付きまとってくるものです。
もちろん、いいストレス、つまり適度な緊張を与えよりよい結果を生み出すようなものもあれば、
感情を過度に刺激して心や体に影響を及ぼすようなストレスもあります。
病は気からという言葉があるように、
後者の方は、解消されなければ、元気がなくなり、
溜まりに溜まって病気にまでなってしまいます。
その代表的な病気は鬱でしょう。
だから、世の中の人は、病気にならないように、
ストレスをどうやって解消するのかということに関心を示すのだと思います。
僕は比較的ストレスを感じやすい性格だと思います。
そして以前は、上手にストレスと付き合っていなかったと思います。
鬱という病気にもなってしまいましたからね。
なので、どのようにストレスを解消できるか、
あなたのように調べたり、解消方法を色々と試してみたものです。
効果的なものもあれば、僕には合わなかったものあったり。
その効果的なものの中で、僕と相性があい、
この半年続けている解消法が、このEFTタッピングというものです。
ストレスがゼロにならないとしても、5分あればそのストレスを軽減でき、
またストレスのみならず、悩みや悲しみ、トラウマや体の痛みなど、
様々な部分でも効果を発揮するというのがこのEFTのすごいところだと、僕が今実感しており、
またいつでも・どこでも簡単に自分でできるということが一番気に入っている理由です。
ストレスを解消する方法は世の中いーっぱいありますが、
もしあなたもすぐストレスが軽くなるのを実感したければ、
これから紹介するEFTタッピングをまずは是非試されてみてください。
2日にわたって、EFTタッピングについてお話しますが、
今日は、EFTがどういうものなのかをお伝えし
明日は、実践編をお届けしますね。
それでは、はじめます。
EFTタッピングって何?
このEFTタッピングという心理療法は、海外で生まれたもので、
Emotional Freedom Techniquesという英語の頭文字をとってEFTとしております。
直訳すると、感情を開放するテクニックということになります。
そしてタッピングということばついているのですが、
これは、指先で体の一部分を軽くたたくことを指しています。
人間の身体には気のエネルギーが流れているといわれ、
経穴と呼ばれるいわゆるツボを刺激することで、
その気の流れであったり、血流がよくなり、元気になり自然治癒力も高まる。
あなたも受けたことがあるかもしれませんが、
マッサージや針治療がその代表的なものでしょう。
EFTタッピングは、そのツボを指でトントンと叩いて刺激し、
針治療のような効果を狙うものです。
そしてただ単にツボを刺激するだけではなく、
自分の感じていることを受け入れ味わい、
ネガティブな感情からポジティブな感情へと無理をせず自然に自分のペースでシフトさせていくのも
このEFTタッピングの特徴です。
簡単に説明すると、EFTタッピングとは、
自分の感情を言葉に出しながら、ツボを指先でトントンと刺激し、
感情を開放して整えていくという療法です。
古来のツボ押しと、現代の感情認知を掛け合わせた療法として、
現在、世界でも心理療法として活用されています。
以下のクリップは、海外の病院でEFTタッピングを活用している事例を紹介していますので、
まずは、ご覧ください。
いかがでしょうか?
海外では、このEFTタッピングの効果が科学的にも立証されてきており、
どんどんこの療法が広まっているようです。
僕の感覚としては、EFTタッピングは、
ストレスにより滞っている気のエネルギーをタッピング(ツボを刺激)することで流れをよくし、
そのストレスに感じている感情を気の流れに任せて開放し、洗い流す感じです。
ちなみに僕は、瞑想する際に、
このEFTタッピングをしながら瞑想することもあるのですが、
通常の瞑想よりも、とてもスッキリした気分になれます。
感情を認識することはとても大切
このEFTでも大切にしているのは、自分の気持ちを認知することです。
ついつい自分たちがやりがちなのが、
その負の感情を心の奥に押し殺してしまったり、
ないものとして無視してしまうことです。
そうしてしまうと、どこかで必ず歪がでてしまい、
怒りや悲しみなどが爆発し制御がきかなくなったり、
苦しくなって心の病になってしまいます。
実は、この負の感情こそがとても大切で、
その感情をまず自分が理解するということが、
一番の自己治癒に至ったりします。
その感情に向き合う、または直面するというと
何か怖いものに感じて目をそらしたくなるものですが、
その感情に寄り添うというと、何か一歩先に踏み出せそうな感じがしますよね。
このEFTでは、自分のその感情を受け入れるという感情に寄り添うことから始めます。
たとえそれが負の感情で、その感情そのものが嫌だとしても、
まずは、それを認知してあげ、そしてそれを感じてもよいと自分に許可をだします。
そうすると、人に自分の感情を理解してもらった時のあの安心感のように、
自分でそれを体感できるのです。
なので、このEFTでは自分の感情をとても大切にしております。
EFTのやり方
では、こちらからは、どのようにEFTタッピングをやるのかお話ししますね。
その前にまずこちらのビデオクリップでイメージをつかんでください。
日本人の方が説明するクリップと、英語のネイティブスピーカーが紹介するもの3つ用意しました。
もし英語のリスニングがOKの方は、是非そちらの方もご覧ください。
一応、英語がわからなくても、映像だけでなんとなくのやり方はつかめると思います。
いかがでしょうか?なんとなくEFTタッピングのやり方がわかりましたでしょうか?
では、ここからは文字で説明しますね。
EFTタッピングでは、上半身のツボを刺激するのですが、
上記の日本人の方のやり方のように、顔、胸周辺、そして指の14か所をタッピングする方法があります。
一方で英語のクリップでは、顔と胸周辺のツボのみの9か所をタッピングしておりました。
どちらでも基本構いませんが、
僕は、9か所を刺激する後者の方を一番初めにやったということと、
英語を話される方が、同じ効果が得られると言われているので、
ずっとこの方法をとっています。
なので、こちらでも僕が実践している方法を紹介します。
9か所のツボは以下の通りです。
(資料元:thetappingsolution.com.)
①空手チョップ
②まゆ頭(左右)
③目の外側(左右)
④目の下(左右)
⑤鼻の下
⑥あご
⑦鎖骨の下のくぼみ(左右)
⑧わきの下(左右:ブラジャーのラインを目安)
⑨頭上
では、EFTの流れは以下の手順です。
1.問題を特定する(複数あっても1つにしぼる)
これは、自分がなぜストレスを感じているのかを認識します。
例えば、職場で失敗をしてしまいストレスを感じている、とか
友達から嫌なことを言われてしまいストレスを感じている、など、
そのストレスを感じていることを明確にします。ここ大切です。
より明確であればあるほど、効果的にできます。
そして、身体のどこにそのストレスを感じているのかも特定してください。
複数あれば、一番強く感じる部分を選択してください。
2.自分で感情の尺度を10段階で測る(これ大切!)
0は全くその感情がない状態で、10はその感情が最大の状態です。
例えば、ストレスを全く感じないのであれば0ゼロで、
ものすごく強くストレスを感じているのであれば10です。
自分で感じるままのスコアで構いません。
そこに当たっている間違っているはありませんから。
3.空手チョップ①を叩きながら、1の出来事と感情を声に出す(3回)
1の出来事と感情を文章にすることを、セットアップフレーズといいますが、
ここで大切な言霊が「~~~なんだけれども、私は私を深く理解し受け入れます。」
もしくは、「~~~なんだけれども、私は自分を受け入れ愛します。」
「~~~なんだけれども、私は大丈夫!」などです。
こういう出来事があって、イライラしストレスを感じている自分を受け入れ、
そう感じてもいいことをここで許可するのです。
つまり、そういう感情を抱いてもいいんだよ!それでもあなたは大丈夫!と
自分の感情に寄り添い、自分を理解してあげるのです。
例えば、「今日職場で、上司に叱られイライラしストレスを感じているのだけれども、
私は私を深く理解し受け入れます。」っというセットアップフレーズを作るのです。
そしてそのフレーズを声に出して3回言いながら、空手チョップを叩くのです。
4.次に順番よく上記のタッピングポイント②~⑨までを、ひとつひとつ叩いていく
この際にも言葉を発しながらツボを叩きます。
その言葉を専門用語では、リマインダーフレーズといいます。
それはどういう言葉かというと、
3で使ったフレーズを単語にし、まゆ頭②から頭上⑨までを順番に、その単語を口にしながら、
各ツボを5~7回叩きます。これをだいたい3周、声に出しながら叩きます。
例えば、「今日職場で」「上司に叱られ」「イライラ」「とってもむかつく」
などと感情を声に出し感じながら、8か所をタッピングします。
僕の場合、ある程度感情を感じ取って落ち着いたら、
セットアップフレーズの後半部分「私は自分を愛します」「私は大丈夫」「私は自分を受け入れます」
などという言霊を使って1~2周タッピングするようにしています。
*まゆ頭②、目の外側③、目の下④、鎖骨の下のくぼみ⑦、わきの下⑧は、左右を同時に叩いてもいいし、
どちらか片方だけを叩いても大丈夫です。心地よく感じれる方を叩いてください。
僕は、まゆ頭は片方、目の外側と下は両方、鎖骨の下のくぼみも両方、わきの下は左のみです。
5.3回深呼吸し、もう一度自分の感情を10段階で測る
目をつぶって大きく深呼吸を3回し、
それから最初に行った自分の尺度で感情がどの段階にきているか確認します。
きっと最初8とか9に感じていた人が、
5分もしないうちに、5とか6まで下がっているでしょう。
特にその変化は、1で特定した身体の部分で違いを感じると思います。
もちろん、人によってはあまり変わらなかったり、
逆に、感情が改善されぐーっと数値が低くなったりする人もいるかもしれません。
このタッピングをするビフォーとアフターを自己認識することは大切です。
*もしあまりスコアがかわらなかったり、
もう少し続けてタッピングしてみたい人は、
手順の3から同様に行ってください。
きっと1回目よりも2回目のタッピングの方がストレスが解消されているはずです。
あと、僕個人的には、とにかく感じるということは
このタッピングでは自己治癒につながるのでとても大切だと思っています。
まとめ
今日は、ストレスとうまく付き合って解消する方法として、
僕が実践しているEFTタッピングがどういうものなのかを紹介しました。
はじめて知る方も多いと思います。
なので、どういう言葉を使ってやっていくか、
次回は具体例をあげて、実践していきます。
こちらからどうぞ。
【実践編】簡単なストレス解消法!EFTタッピングで効果を実感
(写真提供元:Photo by Christopher Campbell on Unsplash)
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