今日11月5日は、ニュージーランドの人たちがワクワクする日。なぜかって、1年に数日しか花火が買えないんです。
日本だと、夏になればスーパーやいたるところで買える花火も、ニュージーランドでは法律で11月2日から5日の午前中までの間しか販売しちゃいけないんですね。なので、ここぞとばかり、この期間、けっこうな金額のお金をはたいてでも、スーパーやWarehouseと呼ばれる大きな生活雑貨店?などで花火を買うんです。
今日は、日本にいるニュージーランドファンの方たちに向けて、ニュージーランドの行事を紹介するということで、このガイフォークスデイについてお届けしたいと思います。
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そもそもガイフォークスデイって何?
400年以上前にもさかのぼる記念日。イギリスのお祝いイベントだったようです。
以下、コトバンクよりどんなお祝いなのか引用してます。
ガイフォークスデー:イギリスで毎年11月5日に行われる民間行事。1605年,議会爆破とジェームズ1世殺害をねらったカトリック教徒による〈火薬陰謀事件Gun Powder Plot〉が露見し,その実行者とされるガイ・フォークス(1570‐1606)が逮捕された。それを記念して街頭で大きなかがり火を燃やし,ガイ・フォークスをかたどった奇怪なわら人形に花火をしかけて火中に投じ,陰謀の露見と国王の無事を祝う習俗が以後ながく行われている。
別名、ガイフォークスナイトとかボンファイヤーデイともよばれているようで、現代は花火でお祝いすることがイベントになっているようです。
え?イギリスのイベントをなぜニュージーランドで?
そうですよね、なんでよその国の慣習なのに、ニュージーランドでもお祝いするのってことになりますよね?
実は、ニュージーランドはイギリスの支配地にあった歴史的な背景があるのです。オーストラリア、南アフリカ、カナダなども同様で、コモンウェルスカントリーともいわれております。国家連合体?とでもいうのでしょうか?
なので、どこの国に行ってもイギリス色が未だに残っております。
その歴史的な流れで、その英国のお祝いまですることになったのです。
ニュージーランドではジェームズ1世の無事を祝う云云かんぬんは特になく、ただこの日をきっかけに友人や家族で集まり、みんなで花火をしてにぎわっちゃおー!って的なノリらしいです。ニュージーランド人らしい発想がいいです♪
今晩は、おかげでレストランも比較的静かでした。みんなきっとお家で家族や友達で集まってご飯を食べたりお酒を飲んだり、そして花火をして楽しんでいたのでしょうね?
今日は、こちらサウスランドは午前中に霰が降るなど、けっこう外は荒れている天気で、きっと今晩の花火は無理だろうなっと思っていたのですが、夜の9時過ぎに仕事場からお家に帰る際に、小雨は降っていたものの、イベントだからと言わんばかりに、いたる場所でお家から打ち上げ花火が舞い上がっておりました。花火大会のような大きな花火でなく、ちょこっとした打ち上げ花火があっちこっちで上がっている景色もなかなかいいですよ。
お家につくと、我が家も花火をした形跡が残されておりました。あ~一緒にやりたかったー!
けど、まだまだいっぱい残っていたので、明日でもできそうです♪
花火に関する法律がとっても厳しい!
日本だと、花火って確か誰でも買えますよね?
こちらは、花火が買えるのは18歳以上の大人のみ。しかも身分証明書を求められたら提示しないといけないという、まるでお酒を買うかのような厳しさです。もし法律に定められた決まりを破って販売をした人には、500,000ドルの罰金と3カ月刑務所で過ごさなくてはいけない罰則があるそうです。
そして、購入できる期間は先ほども伝えたわずか11月2日~11月5日の午前中。それ以外の日には全く買うことができません。なのでみなさん買いだめされる方もいて、買った花火を一気にガイフォークスナイトに使うのではなく、クリスマスや年越しの日などにも使われる方もいます。
ただ、この1週間ほどはちらほら花火の音が近所一辺でも聞こえてきそうです。
困ってしまうのは、ニュージーランド、この時期サマータイムで夜になるのが9時ころからなんです。なので花火をするのもだいたいその時間帯からなので、小さなお子さんがいるところは、寝る時間になって、外から聞こえてくる花火の音に興奮し、なかなか寝てくれないんです。はい、僕たち子供たちがそうでした。今は大きくなって9時に一緒に花火しちゃってますけどね。子供たちが幼い頃は、明るい7時ころによく花火をしていたものでした。
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ガイフォークスについてちょっと余談、、、
ガイフォークスとは、先ほどのコトバンクにも出てきた人物名です。
実はですね、このガイという名前が、一般的に使われているのです。みなさんもきっと聞いたことがあるはずです。「Hey, guys! How are you?」男や奴という意味を持つ「guy」という言葉の由来が、彼の名前から来ているというのです。「へ~、ヘ~、ヘ~」っと以前テレビ番組で流行っていたボタンがあれば、きっと僕は連続押ししていたと思います。
ちなみにこのguyという呼び方、一般には男女関係なく「You guys are ~~~」のようにYou guysと複数の人について話すときにKiwiの人たちがよく使うのを耳にするのですが、女性によっては、「I am not a guy」という方もいらっしゃいますので、使う時の相手にはお気を付けください。
まとめ
本日は、ニュージーランドの行事紹介ということで、ガイフォークスデイについて、その起源であったり、なぜイギリスのイベントをニュージーランドでもやっているのか、そしてニュージーランドでは花火の販売に関してとても厳しい罰則があることなどを話してまいりました。
毎年11月5日とガイフォークスデーは決まっておりますので、もしこの時期に日本から旅行で来られる際には、オークランドやクライストチャーチ、ウェリントンなどの大都市で花火大会のイベントがないか下調べして、足を運ばれるのもいいかもしれません。さもなければ、日が暮れるあたりから住宅地をドライブしてみてください。いたるところで火の花が夜空に舞い上がっているのが見えるはずですよ♪♪
(冒頭写真提供元:Photo by Warren Wong on Unsplash)
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