僕は、ニュージーランドに移住して約7年になりますが、永住権を持っていてもやはりココロは日本人です。海外に出て初めて日本人として生まれたことのありがたさ、そして日本のすばらしらを知ることができました。
ただ、日本の猛烈なスピードで流れている時間についていけなかったり、公私のバランスがとりずらかった生活がココロと体にあわず、こちらニュージーランドにやってきました。
ニュージーランドの生活は、ゆったりしていてものすごくいいです。自然もいっぱいありますし、あたりでは羊や牛などが放牧されてのーんびりしている姿をみることができ、すごく癒される環境があります。
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そんな中、困ることもあります。それは、やはり日本のもの。
洋服についていうと、僕はこちらではとても小柄なため、サイズはSかSSを購入します。そうなると大分選択幅が狭まれるんですよね。こちらは、天気の変化も激しいため、フリースなどの温かいジャケットを常に持ち歩いているのですが、やはり自分の体形にあう洋服を探すのはそんなに容易ではありません。それは日本では決して体験しないことです。なので、僕は基本、日本に帰省した際に、洋服を買いこみます。そういった意味では、洋服を買うのはとても不便を感じます。
次に食べ物。ホント日本食がよく恋しくなります。スーパーに行っても日本食が当たり前に置かれているわけではないですし、もしもあったとしてもほんの少しだけ。そうなってくると、無性に食べたいんだけれども日本食が作れない場合には、やはり悲しくなるものです。そういう時は、自然と気持ちも下がってしまうんですよね。食べ物で気分が左右されるのは、こちらに来て知ったことでした。
そして、現在、借家のお家を出ていくことをきっかけに、マイホームを買うことになり、ようやく先日、住宅ローンの承諾がおり、一安心しているところです。それまでは、住むお家がない状態だったので、子供を連れてホームレス状態になってしまうことの不安であったり、慣れ親しんだお家への愛着から、引っ越しの片付けがなかなかしんどいものでした。日本だと、実家があるのでどこか心のよりどころがあるものですが、やはり外国に住むとなるとそういった安心感はありません。
今日、改めて感じたことは、お家があるということがどれだけ幸せなことであり、心の安心感を与えてくれるものだということでした。
衣食住は、人が生きていくうえで大切なことだということを外国にきて実感すると同時に、日本での当たり前が、実はどれだけ有難いことなのかということを感じた一日でした。
(Photo by Toa Heftiba on Unsplash)
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