ニュージーランド南島西海岸にあるウエストコーストには、
2つの有名な氷河があります。
その名も、「フォックス氷河(Fox Glacier)」と「フランツ・ジョセフ氷河(Fraz Josef Glacier)」。
氷河の大きさが似ていることと、2つとも近くにあることから双子の氷河と呼ばれており、
何よりもうれしいことは、その氷河が徒歩圏内でアクセスでき、雄大な姿を観ることができます。
この氷河のある所は、世界遺産にもなっている地域の一部らしいのですが、
氷河そのものも、徒歩で近くまで容易にいけ、そして氷河と熱帯雨林が同じ場所で観れる稀な所として
世界からも観光客の足は途絶えません。
ただ、ウエストコースは、観光主要都市であるクライストチャーチやクイーンズタウンからも車で約5時間と
比較的遠くにあるため、日本の観光ツアーのコースからも外れてしまって日本人の観光客も少ないようです。
しかし、これはもう行った人にしか言えない氷河の醍醐味と、感動を味わえます。
2度目のニュージーランド旅行の方であれば、是非是非是非!こちらの氷河に足を延ばしてほしく、
本日は、その2つの氷河を写真付きで紹介したいと思います。
駐車場から氷河がみれるポイントまで多少歩きますが、
その両端にそびえる岩山もものすごく壮大で圧倒されます。
少しでもその荘厳な景色を写真から感じて頂けると幸いです。
では、ご案内します。
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フォックス氷河(Fox Glacier)
フォックス氷河の名前は、1872年に当時首相のウィリアム・フォックス氏がこの氷河を訪れたことから、
彼の苗字をとって、名前が付けられました。
400人ほどの小さな村に、夏の観光シーズンピーク時には、
毎日1000人もの観光客が世界からこの有名な氷河をみようとやってくるそうです。
では早速、あなたも1000人に交じって写真で観光くだされー。
言葉少なめでいきますね。
(雪崩が起きた後が左手に見えます。山が土砂で削れているところです。上写真)
(途中、きれいなお花を発見しました。何でしょうか?下写真)
(山から水が流れ出してます。ひやーっとして、おいしかったです。上写真)
(氷河が近づいてきました。下写真)
(ここが氷河の展望ポイントです。荘厳な景色です。上写真)
(いかがでしょうか?これがフォックス氷河です。実際には、もう少し青く見えます。下写真)
駐車場から徒歩で約片道30分(約1.5km)ほどいくと上写真の氷河が見れる展望ポイントにたどり着きます。
その間、両サイドの荘厳な岩肌や、遊歩道の周囲にごつごつと横たわる大きな岩、
もののけ姫にでてきそうなコケが生えている岩など、
景観に飽きず、全然歩き疲れることはありません。
ラッキーなことに、駐車場についいたときは小雨が降っていたのですが、
氷河に近づくにつれ晴れていき、きれいな青い氷河をみることができました。
では、次は、車でわずか30分ほどのところにある、フランツ・ジョセフ氷河をご案内します。
フランツ・ジョセフ氷河(Franz Josef Glacier)
フランツ・ジョセフの名前は、1865年にそこを訪れたドイツの探検家が、
当時のオーストリアの皇帝フランツ・ジョセフの名をそのまま使って、つけられました。
この氷河、実はマオリ語の名前もついており、
Kā Roimata o Hine Hukatere (ヒネフカテレの涙)
と呼ばれております。
実は、ロマンチックで悲しいマオリの伝説があるのです。
以下、ウィキペディア英語版を参考に僕が日本語にした内容になります。
このヒネフカテレという少女は、山登りが好きで、
あまり山登りの経験のない恋人のWaweを説得し一緒に山登りをしたそうです。
そして、Wawe自身も彼女と一緒にいれることを愛したそうですが、
雪崩によりWaweは、山の頂上から流され亡くなったそうです。
恋人を失って心傷つき嘆き悲しむ彼女のたくさんの涙がその山を流れ、
凍って氷河になったといわれております。
(英語版ウィキペディアはこちら)
切ない話ではありますが、この伝説をしってそこに行くと、
また一味違った感覚になります。
それでは、こちらからは、写真でご案内しますね。
先ほどのフォックス氷河とはまた違った体験ができますよ。
いかがでしたでしょうか?
こちらの氷河は、駐車場から徒歩45分ほど(約2.7Km)です。
駐車場からブッシュフォークをしたあとに、どーーーんっと視界が開け、遠くに氷河を観ることができます。
個人的にはフォックス氷河よりも広陵な荒野に感じた目の前の景色に、ハ~ッと息が漏れました。
もう言葉を失ってしまいます。
そして、歩いて右手に大きな岩山、そして左には、氷河が解けて流れ出す勢いある川。
人間ってこんなにちっぽけなんだって嫌でも体感します。
そして、氷河が間近で見れる展望ポイントからは、
思わず手を合わしてしまうような雄大な氷河を観ることができます。
美しさこの上ないです。
以下の写真は、ブッシュウォークからアクセスできる展望ポイントから見た氷河で2010年の写真です。
その下の写真は、僕が2014年に撮った写真ですが、
若干撮影ポイントはずれてはいますが、
温暖化により、大分氷河が解けている姿が見てわかります。
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おすすめすること
2つの氷河を見に行く際は、是非1泊2日はすることをおすすめします。
理由としては、ゆっくり1つずつの氷河を堪能して頂きたいことと、
やはり、徒歩で歩いて展望ポイントまでいくので、
1日に2か所を回るのは、体力的にきつくなります。
疲れてしまうと、楽しさが半減しちゃいますからね。
ちなみに、僕はフォックス氷河のある町で宿泊しました。
25km先のフランツ・ジョセフ氷河のある町で宿泊される観光客が圧倒的に多いと聞いて、
静かなところがいいなと思い、フォックスの町を選びました。
ただ、フランツ・ジョセフ氷河の町には、温水プール施設がありますので、
そちらで、疲れた体を癒すのもいいかもしれません。
あと、僕は参加しなかったのですが、
氷河ツアーも人気があるようです。
いくつか種類があるのですが、1つは氷河をガイドをつけて実際に氷河の上を歩くツアー、
そしてヘリコプターで氷河の上に直接アクセスするツアー、
ヘリコプター遊覧ツアーです。
(フランツ・ジョセフ氷河は、ヘリコプターのみでのアクセスになったそうです)
トリップアドバイザーのページを掲載しますので、
こちらから気に入ったツアーをお探しください。
こちらの氷河のある地域までは、
クイーンズタウンやクライストチャーチからレンタカーされるといいかもしれません。
そうでなければ、インターシティーのバスを利用する必要があります。
英語のサイトになりますが、インターシティーのホームページは、以下になります。
氷河のある場所の位置
クライストチャーチとクイーンズタウンからの地図を掲載しますね。
クライストチャーチから行く場合は、フランツ・ジョセフ氷河が近いです。
クライストチャーチからは約5時間です。
(73号線は、雪が降って通行止めになることもあるので、
事前に道がオープンになっているかi-siteでご確認ください。)
クイーンズタウンからは、フォックス氷河が近いです。
車で4時間強となっております。
フォックス氷河からフランツ・ジョセフ氷河までは、28分です。
まとめ
本日は、ニュージーランド南島のおすすめスポットで、
世界でも稀な氷河である、
フォックス氷河とフランツ・ジョセフ氷河を写真で紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
写真でもその雄大さが伝わったと思いますが、
現地に行って生でみるのとは、また全然違います。
是非、足を運ばれて、一生の思い出に残る景色を堪能されてください。
追伸~
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