ニュージーランドに住んで早7年。振り返るとあっという間です。よく言いますよね、年齢を重ねるごとに時間が早く感じるって。クリスマスが終わってお正月、1月が半ばになって、ひぇーって感じです。ホント早いです。
さて、今日はニュージーランドに住んでいて、つくづく感じるいいなーと思うことを綴りますね。ただし、僕の所見なので、右耳から聞いて左耳に流すような感じで読まれてくださいね。
日本に住んでいる時に、ある本に出逢ったのですが、内容は、戦わないずにどう自分らしく生きるかっていう本でした。ビジネス書なのですが、これって生き方にも活用できるなーって今でもたまに手にすることのある素敵な本です。
そしてこちらのニュージーランド、僕にとってはゆったりしてスローで、せかせかしていなくて、なんか僕に合っています。日本もすっごくいい国で、特にサービス業、レストランやお店などは、すごい気配りだと帰省するたびに思うのですが、こちらの人達は自然体でいるっていうのが、僕には大きな学びを得ています。
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日本と同じ島国なのですが、日本の本州の大きさにわずか約470万人(今は移民でどんどん人口が増加しております)しかいないとなると、スペースがあるのは想像できることだと思います。そして、競争がないというところも特徴です。あえていうならば、オーストラリアに対してライバル意識を持つので、オーストラリアとの背比べはよくやるのですが、基本的に競い合うことはあまりないというのが僕の印象です。
そしてスポーツはラグビーは国技なのでやはり一番といってもよいほどの人気を誇りますが、日本でメジャーなバレーボールや野球はテレビで殆どみることもないです。そういったメジャースポーツよりもマイナースポーツ、例えばローリングやツーリングなど、こういった個人競技が人口比としては日本よりも多いのではないかなという感じがします。
そこで思うんです。何も大きなところに入って必死に一番になることないって。例えそのパイが小さくとも、自分の得意なことをどんどん活かしていけばいいんじゃないかって。ニュージーランドはやはり羊や牛の畜産が得意で、それで、世界に旗を揚げている。きっと圧倒的じゃないかなって思います。
自然からもそれを感じることがあります。戦わずに済むのなら、その自分の生きやすい方法をみつけてそこで生きていく。ニュージーランドで飛べない鳥は多いです。天敵がいないから飛ぶ羽の機能が退化したといわれています。その代表例が、キウイ。空を飛ぶ鳥では当たり前のことをせずに、飛べずにいても暮らせています。そういう環境を選び、夜行動することで自分の身を守り、長いくちばしとくちばしにある鋭い嗅覚を使って餌を探すという特徴を活かすということ。人間もそのような暮らしができると、より幸せに平和に争わずに暮らせるのかなって思いました。
冒頭にもいったように、これは僕の所見にすぎないので、人それぞれ感じ方は違うと思います。しかし僕としては、競争社会にいたから感じるこの違い、その戦わずに生きるという本で共感したことがこちらの国で体感できているので、それがニュージーランドの良さだと感じて仕方ありません。
これからもニュージーランドの人、自然から学ぶこと多くなりそうです。
(写真提供元:Photo by Pablo Heimplatz on Unsplash)
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