あなたは、インドに行かれたことはありますか?僕がインドに行ったのは、今から13年も前の2004年の2月でした。それからインドは大分発展を遂げて、もし今インドに行ったらニューデリーのような都心部は、相当変わっているだろうなと思います。日本企業も大分進出しているようで、日本人も増えていると聞いていますし。
さて、今回は、何回かに分けて僕の2週間のインドの旅話をお届けしますね。
いつものようなニュージーランドとかカウンセリングネタではないのですが、僕の体験した過去ネタとして楽しんでいただけるとうれしいです。
僕の知り合いにTさんという、和を愛し、人間観察好きで精神性の世界など哲学的なことに興味があり、商売的なことに敏感な方がいるのですが、Tさんのような方には、インドはお勧めできる場所です。
人間的なことや精神性の世界、そして商売的なことなどの内容も盛り込んでお届けしますね。
では、本日は、飛行機でインドにわたって、恐怖だらけだったインド到着一日目の宿に辿りつくまでの話をしたいと思います。
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インドに行くことになったきっかけ、、、
いきなり結論から言ってしまうのもなんですが、大した理由はありませんでした(笑)
親友のKenyuが卒業旅行でインドに行くというので、どこか卒業旅行に行きたかった僕は、こんな時じゃないときっと行くことのない国だろうと思い、彼に便乗することに。親は、「へー!!何でインドなんかに行くの!?」なんて、全く理解のできない様子でしたが、、、
基本、海外旅行に行くときは、自分で色々と調べて動く方ですが、この時はKenyuのおばさんが旅行代理店で務めていることもあり、彼に全部オーガナイズしてもらいました。
飛行機に乗っていざインドに出発!
インド旅行は、Kenyuと僕とKenyuのダンス友達3人での旅でした。僕は大学の卒業パーティーに間に合わせてかえってきたかったこともあり2週間の滞在でしたが、Kenyuとお友達のKadoyanさんは、3週間の長期滞在にしていました。
日本から出発し、台湾で飛行機を乗り換え、夜の便でインドに飛びました。初めての中華系航空は、日系とは雰囲気も異なり、想像していたよりもきれいで食べ物も良かったというのを覚えています。キャビンアテンダントのチャイナドレスには見とれちゃいました♪
しかし、それとは裏腹に、はやり未知の国インドに行くということで内心はドキドキしておりました。しっかりガイドブックを買って、どういった場所なのかを読みあさっていました。特に治安面は一番きになる部分でもあったので、体験者のここは気を付けて!っという場所には、蛍光ペンでハイライトしていました。
安い旅行ということもあり、飛行機の時間が変な時間帯で、インド到着がなんと夜中の朝4時。そのまま外に出て移動することも可能なのですが、やはり真っ暗闇を移動するのは相当な覚悟が必要ですし、ガイドブックには「旅行者は詐欺や最悪誘拐されることもあるから要注意」と書かれていたので、空港内の休憩場所で、夜が明けるのを待つことにしました。
到着ロビーを出た瞬間に待ち受けていたものは、、、
朝6時~7時を回ったころ、外が明るくなり始め、バスも運行し始めていたので、僕たちも行動することに。
まずは、ロビーに出る前にお金の両替から。すると、両替商の窓口から、バンバン机を叩いて僕たちに何かをアピールしているではないですか。「こっわ~~~」って一瞬凍りつきました。だって、相手は何言っているのかわからないし、ガイドブックには「騙されないように要注意!」なんて色々と書いていたし。はい、僕けっこうビビってました。着いたばかりで、引き返すわけには、、、
知り合いのTさんのような方だと、この景色は「うっわー、インドだー!」って感じで、これからの旅が楽しくなるぞーってわくわくすると思います。僕は逆で、この先やばいって思っちゃいました。
とりあえず、迫力のあったお兄さんの場所は避けて、別の窓口で両替しました。ルピーとして札束が渡された時、あまりにも多さにお金持ちになった気分でした!しかし、持ち歩くのも怖い、、、
そして到着ゲートを出ようとして歩いていくと、そこに待っていたのは、無数の客引きの群れ!
少しでも旅行者の気をひこうと、叫んでいるんです。押し売りのような感じで、「俺は、いくらでデリーまでいくぞ。」「俺は誰よりも安い!」っていう人がいたり、まだ夜が明けたばかりで、顔も少し見えにくく、もう一気に緊張度が100%になりました。
ゲートを一歩でると、たかってくる彼らをよけて、バス停に向かってそそくさ歩いていきました。
が、、、肝心なバス停がどこなのかわからない、、、
しょうがなくあたりの人に聞くことに。目がぎらぎらしている人でなく、少し控えめそうな方に。
「あそこだよ!」って言われた場所が当たっているのかもわからず多少右往左往し、バス停のサインもない(きっとなかったと思います。動揺していたので覚えていません)ところにバスがやってきて、日本の公共バスとはイメージの違うバスに乗り込みいざデリーへ。
しかし、このバスが本当に目的地にいくのかも不安、、、
たまたま一緒に乗り合わせていた別の日本人の方がいたので、彼に大丈夫か聞くと、彼も不安顔、、、
とりあえず、僕たちは3人いるので、誘拐とかされるならなんとかなるだろうと、いったん心を落ち着けました。
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人気のない場所で降ろされる、、、
デリーに行く道沿いで、どんどん乗り込んでくる客、そして降りる客。バス停はどこなのか、あるのかないのかもわからない、なんでもありな感じでした。
そして、バスの運転手が、ある場所でバスを止め、僕らに大声で何かいっているのです。何を言っているのか理解できなかったのですが、どうやらここが目的地なよう。
っということで、乗客の他のインド人も含めて約10人ほどが降ろされました。
しかし、、、
僕たちの頼りになるのはガイドブック。まったく自分たちがどこにいるのかわからない状態で、しかも人気もない。
ピーンチ!俺ら大丈夫????
とりあえず、歩いて何か目印になるようなところを探すことに。
すると向こうから地元のインド人が笑顔でやってくるではありませんか。
僕たちがガイドブックを持って困っている様子を察してきっと助けに来てくれたのだ!って思いながら一応用心して彼の話を聴くと、なんか信用できそうな方。日本人のこともよく知っているし。っということで、ここに行きたいとガイドブックにある観光局の場所を指さし、案内してもらうことに。
僕は会話を楽しんでいたのですが、Kenyuはというと「まじで大丈夫か?あたっているか?」なんて100%疑って、彼を信用しておりませんでした。
そして、「ここだよ」って到着した場所をみると、なんか怪しい、、、ひょえー、騙された―!人の気配がありませんでした。
すぐに「Thank you, Good bye」っといってその彼とは別れ、ガイドブックの地図を頼りに自力で探すことに。
その間にも近寄ってきて助けようとする人が何人かいたのですが、Kenyuは「もうだまされん!」っとばかりに「No Thank you」と冷ややかにあしらい、ようやく人通りの多いメインの通りに到着し、ガイドブックに載っている宿探しを始めました。
何件か宿にあたって、値段を吹っ掛けてくるところは避け、部屋の中を確認してよさそうなところに1日目の宿を決定しました。
ここまでたどり着くまでの間、張り詰めた緊張感で精神的にぐったりしてしまいました。3人ともベッドに「ふーっ」とため息交じりに座っていました。
人間観察好きなTさんのような方なら、きっと道探しは大変ながらも「インド人おもしれー!」なんて言ってワクワクするのかもしれません。
僕はというと、初日からインドのパワーに圧倒され、別世界に足を踏み入れてしまったと、少し不安感を抱いてしまいました。
では、明日は宿でのカルチャーショックをお届けしますね。
(写真提供元:Photo by Fares Nimri on Unsplash)
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