日本は、クリスマスが終わると一気にお正月ムードになり、お正月関連のディスプレイ一色になるのですが、
こちらニュージーランドは一味違います。クリスマスが終わった後でも、ツリーがずっと置かれたままなんですよね。
映像でもいったように、ニュージーランド人はのんびり屋だから、ゆっくり片付けようとしているんだなと思ったのですが、実は我が家もその1人で、1月になっても、なかなか片付けることはありませんでした。
しかし、実はその理由があったんですよね。これはクリスチャンでないとわからない慣習かもしれません。僕も妻に教えてもらって初めてしりましたし。ちゃんと意味があったんですよね。
実は、キリスト教の世界では、クリスマスの日を含めて12日間、誕生を祝うというのがあって、こうして飾りつけをそのままにしているんですよね。決して、面倒くさいからツリーをほったらかしていたわけではないんです(笑)。
もう少し詳しい話をすると、「Twelve Days of Christmas(クリスマスの12日)」というキリスト教のお祝いで、イエス・キリストの誕生から、公現祭といってイエス・キリストの顕現を祝福する1月6日までの12日間なのです。(詳しくはウィキペディアをご覧ください)
ニュージーランド人は、のんびり屋だなんて、、、失礼しました、、、
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そして、これは迷信なのですが、もしクリスマスツリーやデコレーションを1月6日以降に片付けるのは、その年は不運の年になるといわれているため、もし片付け忘れた場合、その1年(次のクリスマスまで)そのものをその場所にずっと置いておくといういわれがあるそうです。さすがののんびり屋の我が家でもその経験はしたことがありませんが。
なので、1月5日までにクリスマスデコレーションは、辺りから消えてしまいます。逆に言うと、そのころまでは、クリスマスの名残がどこをみてもあります。
あと、せっかくなので、クリスマスにまつわる話として、こちらニュージーランドでは、クリスマスツリーが販売されているんです。販売されているのは、あのお店で買うようなプラスチックの偽ツリーではなく、本物のモミの木です。オークランドやクライストチャーチなどの都心の実態はどうなのかわかりませんが、こちらサウスランドは森の散歩にでかけるとモミの木がいたるところにあるんですよね。そして、それを育てて販売している方たちもいるのです。
僕たち家族も、2年前まではモミの木を購入してクリスマスツリーを作っておりました。これは、妻が小さい頃からモミの木をとりにいって、ツリーにしていたことを、引き継いだ考えです。なんか心温まる感じでいいなーって。義父は、森に出かけてモミの木をこっそり、夜取りに行っていたそうです(笑)
僕たちは、クリスマスの3日前くらいにモミの木農園に行ってですね、自分たちでこれだーっていう自分のツリーを選びます。大きさによって値段が異なるのですが、180cm近くのもので60ドルくらいだったと思います。そして、切られたモミの木をバケツや鉢などに入れ、石を詰めて倒れないようにしっかり固定して、飾りつけをしたら、その木のしたにプレゼントを置くんです。部屋は、モミの木の香りでなんか自然の中にいる気分になるんです。しっかり水やりもするんですよー。木はまだ生きていますからね。ちなみに、1月5日に片付けえる時には、小さく切って、寒いときの暖炉の薪として使用します。
で、今なぜモミの木を買わなくなったかというと、僕の花粉症です。ニュージーランドに来る前までは花粉症なんてかかったことなかったのですが、こちらに住んで、クリスマスの暑くなる時期に必ず花粉症になってしまうんです(泣)少しでも花があると、暑い日にお家の中といえども、半分生きているモミの木は花粉を発散するんですよね。仕方なく、プラスチックのツリーを買っちゃいました。
ということで、本日は、なぜ1月に入ってもクリスマスのデコレーションが飾られているのかというお話と、おまけで僕たち家族のクリスマスツリー話をお届けしました。
クリスマスはすぎちゃいましたが、またクリスマスねたお届けしますね♪
(写真提供元:Photo by Thomas Kelley on Unsplash)
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